PIXARアニメーションの原動力を見る 【レポート】ピクサー展
2016/11/05
「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」へ行ってきました。
『トイ・ストーリー』『バグズ・ライフ』『モンスターズ・インク』
『ファインディング・ニモ』『カーズ』『カールじいさんの空飛ぶ家』等、
数々のヒット作を生み出したアニメーションスタジオ「ピクサー」の30周年を記念した展覧会です。
祝日の14時に行きましたが大盛況でした。入場まで60分待ち。
一番混む時間帯に行ったかも知れません(^^;;
可能であれば平日をお勧めします。(休館日には気をつけてください)
入場口前には『モンスターズ・インク』のサリーとマイクと一緒に記念撮影できるスポットも。
1階の展示エリア
さて、ほんとに60分ほど並んでやっと入場です。展示場内は撮影禁止との案内がありました。
会場は1階と3階に分かれて展示されています。(2階はお手洗いと休憩のベンチくらい)
入場してすぐのエリアはイントロダクション。ピクサーの歴史等が展示されています。
次のエリアは『トイ・ストーリー』
ピクサーの各アーティストの描くドローイングや立体モデル等が見られます。
またトイ・ストーリー3における制作のこだわり等が映像で見られます。
描く人によってテイストが全然違って面白い。かなりデフォルメされた可愛いキャラクターも。
この展覧会のメインビジュアルで使用されてるこちらの原画もこのエリアで見ることができます。
その次の展示は暗い部屋になっています。
ここで見られるのは『ゾートロープ』という回転式のアニメーション。
小さなメリーゴーランドのような円板状の上に
トイ・ストーリーのキャラクターたちの立体フィギュアが少しずつポーズを変え並んでいます。
それがメリーゴーランドのように回転するのですが、ある瞬間から
立体フィギュアのキャラクターたちに息が吹き込まれたかの様に動き出します。
ビジュアル的にはここが一番面白い展示かも知れません。
YouTubeにありましたので貼っておきます。(展示内容の映像は1分過ぎから)
でもやっぱり実際に見る方がずっと良いです!
なんていうかもっとアナログ的な温かみのある動きに見えるのですよねー。
キャラクターたちに息が吹き込まれた瞬間、歓声があがっていました。
ぜひ展示会に行ってご覧になることをお勧めします!
そして、その次のエリアの展示はピクサー映画ができるまで。
いくつものモニターで、それぞれ各アーティストが仕事の舞台裏を語る、こだわりや熱意が伝わるインタビュー等が見られます。
またアニメーション制作での肉付け過程の紹介では、テクスチャーやライティングが施されるたび、どんどんクオリティーが上がっていく映像が見れますよ。
1階最後のエリアはショートフィルムが観られる部屋が2つ。
セリフがなくても楽しさが伝わるアニメーションを見てすごいなと思いました。
時期によってショートフィルムの内容が変わるみたいです。
3階の展示エリア
次は3階の展示室へなのですが、混み合っているということで、しばし順番待ちをしてから上ります。
エスカレーターで3階に行って、最初の展示は超横長の大型スクリーンによる映像作品。
この展示会で展示されているドローイング等の数々の作品に、乗り物に乗りながら入り込んでいくような映像作品です。
テーマパークなどにある様な、映像によるバーチャル飛行の様な感覚!
座席が揺れたり、部屋が傾いたりすることはありませんが、映像と音だけで、それに近い感覚になる不思議な作品です。
(写真がないので簡単な絵にするとこんなイメージ。かなり横長。最前列以外は立ち見です)
楽しい!ただし、長時間見ていると酔います。
私は1度目途中から見始めたので、次は最前列でもう一度最初から見たのですが、その途中で少し気分が悪くなりました。
目を閉じたり、映像から目を離せば治りますが、ご注意ください。
その次、最後の展示はおなじみの長編映画のアートワークの紹介。
『バグズ・ライフ』からはじまって『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』等々
作品ごとにいろんなアーティストのドローイング、立体、映像等、様々なアートワークが多数展示されています。
それらを見て、各映画のいろんなシーンが思い出されるでしょう。
そんなピクサーの作品をまた見たくなったし、見てからくれば、より楽しめたんじゃないかと思いました。
作品の展示が終わった先には特設ショップがあり。いろいろグッズが売ってました。
トートバッグ良いなと思ったんですが、価格を見て思わず戻す。
それぞれなかなかいいお値段でした。笑
(ピクサー展入場口。入館受付終わった時間なので空いています。)
私の滞在時間は入場まで1時間+入場後2時間半ほどでした。
1階の終わりで観られる2本のショートフィルムはじっくり観ませんでしたので、それらを観るならもう少し長くなりそうです。
世界中で幅広い世代の人々に愛されるピクサーのアニメーション。
それを作り上げるアーティストの熱意と、楽しんで作ったことがわかる展示作品の数々。
貴重なそれらはそれぞれがピクサーアニメーションの原動力!
ビジュアルでの表現等を行う方もきっと刺激を受ける展示会でしょう。
もちろんピクサーのアニメーションやキャラクターが好きな方は間違いなく楽しめます!
ぜひ足を運んでみてください。
2016年5月29日まで東京都現代美術館にて。
大江戸線の清澄白河駅から東京都現代美術館への道順
会場の東京都現代美術館へは、大江戸線の清澄白河駅より徒歩で向かいましたが、
私は最初ちょっと道順がわかりづらかったので、道案内作っておきます。
1、大江戸線の「A3番」出口より地上に出るとこんな感じ。左へ進みます。
2、少し進むと左手に昔からありそうな商店が並ぶ路地の入り口。ここを曲がってひたすら直進。
この道には所々に↓のような東京都現代美術館のノボリがかかっています。
3、途中2度ほど小さな交差点がありますが、ひたすら真っ直ぐ。
4、大きな交差点に出たら右に曲がります。
5、曲がった交差点からもそれらしい施設がちょっと見えています。
6、「東京都現代美術館」到着!入口はもう少し進んだところ
7、入口前の展示案内です。以上大江戸線の清澄白河駅からの向かい方でした。